コレクション


熱いスポーツは男子の心を鷲掴みにしてしまう。


照城は持ち主のはずなのに何故かカツより弱い。


カツはゲームセンスが優れている。


ゲームに慣れるのが異常に早い友人…自分の回りに何人かはいるはずだ…。


照城「カツ上手すぎだよ(笑)なんで普段そんなにやってなくて上手いんだよ(笑)」


カツ「テルが下手なんじゃねーの(笑)」


照城「言ったなこの野郎(笑)日々カツを倒すべく必死に練習してるのに(笑)」


カツ「次はチームを変えてやろうよ。俺が弱いチーム使ってやるからよ(笑)」


照城「なめやがってー(笑)…一番強いの使ってやる。」


大人になっても大して子供の頃と変わらない会話をする男子。


そんな時期に戻る事の出来る瞬間だった。


気がつけばポテチを平らげ、ゲームにも飽き、寝そべる2人。


照城「か…完敗だ(笑)」


カツ「完勝だ(笑)」


照城「ふー…。」


カツ「ちょっくら煙草吸ってくるよ。」


照城「オーライ。」


照城は煙草の匂いが苦手なため、愛煙家のカツはベランダに出るのだ。


ガラガラガラ…。
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