コレクション
窓を開けっ放しで煙草を吸うカツ。
ちょっぴり寒いけれど良い換気になりそうだ。
照城「ふぅー…。」
ゲーム疲れからか目がシュパシュパしてきた。
気がつけばもう夜の10時前…。
随分長い間カツとゲームをしていたようだ。
コーラの空きビンとゴミを片づける照城。
カツ「なぁテル…。」
照城「ん?…どうした?」
カツ「俺達さぁ…いつまでこうやって一緒に遊ぶ事ができるのかな?…ふぅー…。」
照城「えっ?…。どうかなぁ?」
照城は考え込む。
ずっと小さい頃から一緒だったカツ…。
就職を目の前にして少し臆病になっているようだった。
照城はそんな事を考えた事も無かった。
就職活動をあまりしていないためにそういう考えにまで至っていないのだ。
照城「…ずっと一緒さ。…ここにまで来て離れるわけがないだろう。休日には3人で一緒にどこか遊びに行ってるよ。」
カツ「…だよな…そうだよな…。…俺正直不安なんだよな…。就職活動は職種の関係で県外を主に活動しているからよ…。テルやミウと離れて暮らすってのが怖いんだよなぁ…。」
照城「そうかぁ…。」