コレクション
アルバイトの話
家に歩いて帰る照城。
照城(…ミウ…なんか寂しそうだったな…。)
照城はミウがそこまで強く俺達の絆を考えているなんて考えられなかったのだ。
どこに居たってまた会える…。
照城はそんな気がするからだ。
当然会いに行くにはまずは仕事をして稼いだお金で会いに行くつもりだ。
照城はそれともう1つの事を考えていた。
照城(ミウの奴…なんか就活して顔つきが変わったな…。大人の顔になってたな…。)
そんな事を考えながらアパートに到着した。
照城「ふー…」
203号室の鍵を開けた。
カチャカチャ…。
照城「ん?」
気づくと204号のドアから学が顔を出していた。
学「柳原ー…さっきはビックリさせてごめんなー…。」
虫が鳴くような小さな声で謝る学…。
照城「あっ…これ返すな…。ありがと…。」
ポケットから酔い止めドリンクを取り出す。
照城は204の前まで行き、学にドリンクを返した。
学「使えば良かったのに…。人の善意を…。」
照城「ミウも酔いが冷めてたから…。じゃあな…。」
照城は自分の部屋に戻る…。
照城(…酔い止めドリンクを偶然持ってたのか…学…。)