parallel world
†1章†
もし ‥さっきのが偶然じゃなくて 、ヒロもニュースの高校生のうちの 被害者だったとしたら
あの声は ‥ 、一体
「コウ。大丈夫?」
隣の席のミカが声をかけてくる
「ん‥あぁ、大丈夫だよ。」
精一杯の笑顔で対応したが どうやらミカには通用しないようだ
「聞いたよ?ヒロ君 大変だったんでしょ。」
「‥ん 、あいつ突然転けてさ‥そしたら意識なくて‥」
「そっか‥ 、こわいよね 。でも怖いのはみんな一緒だよ?私もそうだし 、笑 」
ミカはいつも俺の話 受け止めてくれる 。いい友達だ
遠くでミカを呼ぶ声がする
「あ‥ごめんね、また話しようね」
「あぁ、ありがとな」
「いいよ。またね」
そういってミカは走っていく