茅〜最期の10ヶ月




「ありがとう‥叔父ちゃん!あたし平気だから叔父ちゃんは帰っていいよ!」


「茅はどうする?」

「泰樹が泣きやむまで居る!」


「そうか、わかった。じゃあな‥。」

叔父ちゃんが帰って
から少しして
「‥悪ぃな、お前が我慢すんなとか言うから泣いちゃっただろ!!でも、泣いてスッキリした!まだ不安だけどありがとな」
そう言って笑ってくれた


「そっかなら良かった!」

「あっ、あのさぁ久しぶりだよな!」

「今更(笑)?」


「お前の顔あらためて見るとなんか懐かしくなってきたから、ってかなんか恥ずいし‥。」
急に顔を赤らめる
泰樹を見てあたしは


「確かに懐かしいね!泣いてたしなんか痛々しくて顔あんま見れなかったからなんかあたしまで急に恥ずかしい気がしてきた‥」

泰樹をよく見ると
やっぱり顔は
痛々しくて、
それでもいつも
見ていた顔に
久しぶりに会って
ドキドキした。
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