茅〜最期の10ヶ月
病状の変化
1ヶ月後
外科検診
「茅ちゃん、最近歩いていて前とは違うところないか?」
「最近は、歩きにくいっていうか、なんだろ大げさかもしれないけど、足に錘が付いてるみたいに足が重いです。それから、前よりも躓いたり、一瞬だけど急に足が勝手に止まったりします。」
「そうか‥茅ちゃん、レントゲン撮ろうか、もしかしたら悪化してるかもしれない。」
「悪化?」
「まだ分からないから、レントゲン撮って来てくれるか?その後、また夕方に先生が行くまで病室で待ってるんだよ。」
「はい。」
レントゲン室
「じゃあ服を脱いだら下着の上からコレ着てね」
「はい。」
「着れたかな?‥うん大丈夫!じゃあ、ゆっくりでいいからベッドに乗ってくれる?」
「はい」
あたしは、手伝って
もらいながら
ベッドに乗った
「じゃあ、足をまっすぐにして座って、なるべく足を動かさないようにしててね!」
「はい。」
レントゲン室の人が
出て行って
[ウィーン]って
音がした後
「はい、撮れたからゆっくり降りてから着替えてね」
また手伝ってもらって
降りてから。
服に着替えて病室に
帰ってからは
静かにして
先生が来るのを
待ってた。