茅〜最期の10ヶ月
「あっ、なんか飲み物・・。これ買ったばっかだから飲んでよ!他のは飲みかけだし・・・。」
さっき買ったばかりの
大好きなジュースを
渡して、あたしと
彼は窓側にある
ソファーに座った。
「あ、ありがとう。そうだ、名前・・は?」
「話てなかった?ごめんね、あたし卯月 茅♪」
「茅ちゃんかぁ、珍しい名前だよね?俺は、三薪崇弥!!」
「珍しいかな?ねぇ、毎日ここに来たりするの?」
「ほぼ毎日!学校帰りとかに、今日もだし!」
「そっかぁ、あたしの友達も暇さえあれば学校帰りによってくれるんだけど最近、あんまり来てくれなくて、、、。」
「じゃあ、俺が代わりに来てやるよ♪忙しい訳じゃないし母ちゃんと病棟一緒みたいだしさ!!」
「本当に?いいの!?やったぁ〜楽しくなるな〜♪ありがとう!!」
友達は最近テストや
部活が忙しくて、
ここ一週間くらい
電話しかしてくれず
寂しかったから
本当に嬉しかった。
「そんな風に喜んでくれたら俺も言ったかいがあるよ!」
「本当に嬉しいから♪」
こうして、初対面にも
関わらずずっと
話してたね。