茅〜最期の10ヶ月



次の日

ベッドの上には
手紙が置かれていた
それは崇ちゃんから
の手紙だった

/茅‥伯父さんに全部聞いた…けどな、話したりはしたいんだ‥会いたいし‥茅がいくら諦めたって俺はずっと信じる…お前が退院出来る事‥だってまだ約束したばっかだろ?信じらんねぇし…ここまで丈夫で生きてきたお前があとちょっとしたら死ぬって‥ありえねぇだろ‥?/
あたしは読んでくうちに
涙が止まらなくなって
読むのを止めた‥
手紙は涙で
インクが滲んでいた


崇ちゃんの気持ちが
凄く伝わって‥
でも、あたしは
死んじゃう‥
それが現実‥
ごめんね、崇ちゃん



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