キミと太陽と飛行機雲
容易い。

小さな吐息と共に思う。
感情に気付いてしまえば関係なんて、瞬時に変わる。移ろ気なその心を進化の種と喜べばいいのか、不変の毒と悲しめばいいのか私にはわからなかった。
背中の気配が嬉しくもあり居心地悪くもあったから。
キミが好きだと自覚し、同時にキミの感情はどうかと窺う人間になってしまったから。
私には、判断しかねた。
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