キミと太陽と飛行機雲
「天気いいねぇ…」

廊下の窓から見上げた空の下に出、同じ言葉を呟きながら目を眇めた。青空に太陽が眩しい。

「…ねぇ」

快晴。

「んー?」

キミは地学を勉強するだろう。

「私、キミが好きみたい」

飛行機雲は、まだない。
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