いつか貴方に辿りつける
『エマ陛下』


耳に心地の良い声が身近でした気がした


振り返ると


そこには、デンマークにいるはずのカヌートが立っている


『僕がイングランド王になったら、エマ陛下はもう一度王妃になってくれるかな?』



私はカヌートの言葉に大きく頷いた


「私でよければ」


カヌート、私でいいの?


あなたより十歳も年が上なのよ?






終わり
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