華〜生きる道〜
そうして思い悩むうちに、ギルが家に着てしまった。
「セラ!早くいくぞ。」
行きたくないよ。とりあえず、居留守使ってみよう…。
「………。」
「セラお前いるんだろ−が。居留守使ってんじゃね−よ。」
ギルはキレた。
ひぃ!ばれた!
ヒヤッとしたセルリアはすぐ様「…います。」と返事した。
「お前いるんじゃん。早く出てこいよ。」
「無理だよ…。」
「ちっ!面倒かけんな。部屋上がるぞ。」
ギルが部屋の前まで歩いてきて。ドアを開けようとする。
「入っちゃ駄目!」と言ったが、聞くギルではない。
がちゃりとドアが開いて、ギルはセルリアを見た。