華〜生きる道〜
その後は、セルリアにとってもう悲惨だった。
おばさんに「この眼鏡がいけないのよ。」と眼鏡を奪い取られ、何も見えなくなった。さらに、眼鏡なしのセルリアをみた店員のテンションが上がり、すっかり意気投合したおばさんと店員が、セルリアに取っ替え引っ替えで次々とドレスを試着させた。やっと決まった頃には疲れ果てていた事は言うまでもない…。
帰りには、おばさんに何やらこんたくとれんずと言うものを渡され、「眼鏡の代わりにそれをつけてね。あっ!目にいれる練習しとくのよ。」となんとも付けなかったらやばそうな事をゆわれたが、疲れたせいか、あまり気にならなかった。