はつこい
薄暗くてどんよりした空のもと、遼は車に乗って久々の買い物に行った。昼前に出ていった遼はなかなか帰ってこなくて、日が沈みどしゃ降り雨で風も強くなってきた夜の頭に帰ってきた。
「おかえり、あ、タオル取ってくるね」
「や、いーよ。このままシャワー浴びちゃうから。」
駐車場からマンションまで少し渡り廊下のようなところを歩かなくてはならず、どうやらそこで雨にうたれたようで髪の毛から水が滴っていた。水も滴るなんとやら?そんなどうでも良いことを思い出していた。正直、色っぽい、と思った。って欲求不満か。おっさんか。私。
「おかえり、あ、タオル取ってくるね」
「や、いーよ。このままシャワー浴びちゃうから。」
駐車場からマンションまで少し渡り廊下のようなところを歩かなくてはならず、どうやらそこで雨にうたれたようで髪の毛から水が滴っていた。水も滴るなんとやら?そんなどうでも良いことを思い出していた。正直、色っぽい、と思った。って欲求不満か。おっさんか。私。