はつこい
いつも通りで安心というか気が抜けたというか。昨夜のことは忘れましょってことですかね。


焼き上がったホットケーキとメープルシロップ、バターをテーブルに並べ、ゲームに夢中な遼を呼ぶ。

「あーい。いま止めるー。」

ぷちっとゲームの電源を落として、テーブルにくる彼は今までとなにも変わらないはずなのにどこか魅力的に見えるようなそんなこともないような。

その理由は、昨晩のソファーでの出来事かベッドでの出来事か。私には判断できかねます。最中に、悲しそうな顔で言った台詞が理由かもしれない。"ごめん、だいすき"なにそれ、って感じじゃんか。つーか昨日と何も変わってない。うんうん。

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