はつこい
「ふふ。ありがと!!…けど高そう…」
「大したことねーよ。美味しいご飯のお礼。」
「これからも頑張って作るわ〜。へへ。」
つけてくる、と言って立ち上がろうとしたら腕をぐっと掴まれた。振り返り、ん?と首を傾げると俺につけさせてよ、なんて滅多に言わない事を言いだす。にまっ、と頬が緩んだ。多分。
「えぇー?」
「っふ、嬉しそうだよ?」
「…お願いします、んふふ」
ネックレスの箱を渡してソファーに正座し、にこにこにやにやして悠を見つめる。小さく笑ってすっ、と私の首に腕をまわしネックレスの金具を留めた。その手は心なしか震えていた。慣れないことするからだよ、全く。
「大したことねーよ。美味しいご飯のお礼。」
「これからも頑張って作るわ〜。へへ。」
つけてくる、と言って立ち上がろうとしたら腕をぐっと掴まれた。振り返り、ん?と首を傾げると俺につけさせてよ、なんて滅多に言わない事を言いだす。にまっ、と頬が緩んだ。多分。
「えぇー?」
「っふ、嬉しそうだよ?」
「…お願いします、んふふ」
ネックレスの箱を渡してソファーに正座し、にこにこにやにやして悠を見つめる。小さく笑ってすっ、と私の首に腕をまわしネックレスの金具を留めた。その手は心なしか震えていた。慣れないことするからだよ、全く。