素直になること。
次の日登校する時も、下校する時も、言い訳をして一緒に行かなかった。


レイは絶対に子の変化に気付いているだろう。

絶対におかしいって思ってるだろう。



だけど、どうしようもないんだ。

レイを好きになってしまったから・・・


一緒にいると辛くなる。

今まで見たいに普通に話せない。

隣を歩くことも出来ない。

目を見ることも出来ない。


自分が自分でいられない・・・



どうして好きになってしまったんだろう。


親友のままでいたほうがいいって分かってるのに・・・

その方が絶対楽しいのに・・・



なのに、おさえられなかった。



この道を歩き出してしまった。






ある日の帰り、なんとなく歩いていたら雑貨店があったから、その中に入ったら、同じ学校の子がいた。


そしたら、ある会話が耳に入ってきた。



「ハルがレイを裏切ったんだって」

「じゃぁ、カナ今ならいけんじゃない!?」


・・・裏切った・・・!?

確かにそうだけど・・・


”カナ今ならいけんじゃない!?”って?


その時、その子たちがハルがいたことに気付いた。



「あ・・・ハル、ゴメン!今の気にしないで・・・」

「いや、大丈夫。ハルが悪いから」



レイのことは、どんなウワサがたとうと、悪いのは自分だってちゃんとわかってるから、何を言われたって仕方が無いと思う。


悪いのは自分だって分かってるから・・・



ただ、カナのことが気になる。

レイが好きって事・・だよね・・・?



てっきりショウが好きなんだと思ってた・・・・・・

< 8 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop