俺様彼氏と美少女彼女


結構大きな声で舌打ちしたからバレるんじゃね!?
その作り笑顔。

まぁあたしはしーらね。


―放課後

「瑞希ー今日なんか予定ある?」

「ないよー。遊ぶか!!」

「だねっ♪」

カラオケに行っちゃお♪
気分晴れそうだし。

ガシッ!

急に腕を捕まれた。

急だったため、体制を崩しそうになったあたしを腕をつかんだ張本人が支えた。

ってか支えるなら引っ張るなよ八神。

本当に何考えてるかわかんないやつ。

「何!?」

「ちょっと話あんだけど」

「あたしにはない!」

「俺があんだよ!!」

そう言った八神はあたしの手を引っ張って空き教室へ入っていった。


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