俺様彼氏と美少女彼女
「用意できたよ…って、なんで?春弥も仕事じゃなかったの!?」
「今日は午後からだから、ってゆーか春彼氏いたんだ♪」
春って言うなよ。
どうせいきすじを優に聞いたんでしょ。
あたしが芸能人嫌ってるの知ってるくせに。
春弥のほうを見ていたらなぜか八神に何かを教えてもらっているようだ。
春弥は目を輝かせていた。
このままだったらあたしも楽なのに。
あたしは着替え終わったから八神に声をかけた。
「どーすんの?」
「あぁ…じゃぁな、春弥。また今度会おーぜ」
「はいっ!!」
すげーしたってんじゃん。
ってかなんであたしは逃げなかったんだろう。
もしかして遊びたかったのかな。
いやっでもなぁ。
あたしの頭の中では格闘が起こっていた。