太陽のコーヒー

私はとっさに彼を呼び止めていた。


「・・・ありがとう」


恥ずかしかったから下を向いていってみた。


自分でも顔がドキドキで真っ赤になってる事は分かってる。


でも、もう少し話してたかったんだ。


頬に手を当てながら顔を上げると、


・・・・・さらにドキッっとする。


だって、彼が笑ってたから。


少し考えたような顔をした後、


「次、晴れた日の夜。ここで待ってる。その時に返してくれればいいから。」


・・・そう言い残し、去っていった。


・・・はぁ、このドキドキは何なの・・・?






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