LOVE★work
「あちゃ~、これは熱あるね。
夏風邪でもひいたかな?」
首周りを触るマネージャーの手が冷たくて気持ちいい…。
「涼平君、琉莉ちゃん今日はもう無理ね。
また後日にしましょう」
「仕方ないですね…」
何か力が入らなくなると、一気に瞼が重くなる。
息が苦しくなって来る…。
「琉莉、アイス食べる?」
「ん…食べたい。
でも……」
少し寝かせて…?
朦朧とした意識が遠のいていき、あたしは目を瞑った。
「琉莉ちゃん、疲れが溜ってたのかな?
無理させすぎたかしら?」
「琉莉には体力をつけてもらわなきゃいけねぇな」
そんな会話も聞こえぬまま…。