LOVE★work
「恭ーこっち向いて」
「んあ? ――…っ!?」
「えへへっ。
美味しいでしょ?」
「琉莉っ……」
わたがしを俺の口に押し込む琉莉。
こっちは恥かしいじゃねーかよ!!
「恭の顔真っ赤。
あ、たこ焼きも食べたい!!」
「ちょっ…おい!!」
琉莉食い過ぎ…。
太っても知らねぇからな。
「あ、くじ引きもある。
射的とかしてみたい!!」
「琉莉…ちゃん…?」
お子様じゃないんだからさぁ…。
「恭、連れて来てくれてありがとう。
凄い楽しい!!」
俺は琉莉の笑顔が見れて十分だ。
―――こうして高1の夏休みは終わった。