LOVE★work
自信。
それがあたしにあれば、どれだけ楽なんだろう。
自信がないから、あたしは消極的になるんだ。
自分に自信を持たなきゃ…。
「先生ー、愛川琉莉いる?」
「愛川さんはそっちのベッドよ」
ん…?
奏太…?
「よー琉莉、元気か?」
「やっぱ奏太だ…。
授業は?」
「馬鹿言え。
チャイム鳴ったし、休み時間だし」
「あ……」
気付かなかった…。
そんなに時間経ったんだ。
「6時間目は出ないの?」
「面倒くせー。
琉莉も出ないんだろ」
「ん…」
今勉強する気になれない。