LOVE★work
「琉莉…」
「ごめんっ…」
本当なら幼馴染みとして、恭介を応援しなきゃいけない。
ただの幼馴染みであるあたしが反対しちゃいけないんだ。
でも…。
恭介が好きで仕方ないあたしには、今離れるのは嫌だ。
今の生活でさえ、会う事が少ないのに…。
これ以上は……。
「琉ー莉」
「………」
「琉莉ちゃーん」
「………」
「琉莉っ!!」
「っ………」
「泣くなって…琉莉…」
「…グスッ…」
「お前が泣くと、調子狂うんだよっ…」
「きょっ…、恭っ…!!」
……あたしは恭介を苦しめてるんだ。