LOVE★work
「ごめんな」
いくら俺達の間に壁が出来ても、
いくら俺達の間の溝が深まろうとも、
俺は、こいつらが幼馴染みである事には変わらない。
だから、ちゃんと。
俺の口で言うんだ。
「…っ俺、アメリカ行ってくる」
大丈夫。
理解してくれる。
俺はそう、信じてる。
「そっか…。
恭介なら大丈夫だよ。
言ってくれてありがとう」
「舜哉……」
「ま、恭介が決めた事に反対する意味ねぇし」
「涼平……」
「…チッ……」
奏太は舌打ちをしただけで、何も言わなかった。