LOVE★work
ねぇ、恭介。
あたし達も頑張るからね?
「それでは、改めまして、Light諸君。
この度、総合プロデューサーになった羽月大吾です」
――新たな始まりだ。
「琉莉ちゃん、話がある」
「あ…はい…」
羽月さんに呼ばれたのは、今後の話し合いが終わった後。
何なんだろう…。
「率直に言う。
琉莉ちゃんは何の為に歌っている」
「っ……」
言葉に詰まる。
何の為にって言われても…。
あたしはただ…。
「…す、好きな人の隣りに立ちたいから…」
恭介の隣りに立ちたいから歌うんだ。