LOVE★work
半分は本当で、半分は嘘だ。
シャナの歌を近くで聴きたいっては思う。
でも聴いた後、あたしはどうなるって思っちゃう。
意気消沈しちゃうかな?
この人には勝てないって思っちゃうかな?
「琉莉、いいのか?」
「うん」
「わかった…。
どんな形で共演するかわからないけど、話を進めておく。
多分、夏休み中になるだろう」
大丈夫。
今までだって、あたし達はいろんな事乗り越えて来た。
だからあたしは心配する必要ない。
「何やってるんだい?」
「羽月さんっ!!」
「琉莉ちゃん……そんなに驚く事ないだろ」