LOVE★work
「社長、明日に備えて早く帰りたいんですが……」
「あ、そうだよね!!
車で家に送るから、その間に話するね」
「はぁ~…」
なんの話だろ?
励ましの言葉じゃなさそうなのは明らかだ。
「実は、今回のショーがあまりにもトップレベルばかり集めてたのが気になってね。
それで調べたんだ」
「…………」
そういえば社長は怪しんでたな。
なんだったんだろう。
「…どうもキャメロンが手を回したらしい」
「えっ…!?」
何で?
何でキャメロンが?
「言ったよね、世界一は何でも融通がきくって。
ショーのモデルをキャメロンが選んだらしい」