LOVE★work
あたしはいずれはトップに立ちたいって気持ちはある。
恭介の隣りに恥じずに立てるような女性になりたいから。
でも今はただシャナに勝ちたいだけなんだ。
若手のトップとか関係ない。
ただシャナに勝ちたい。
それだけなんだ……。
「今日はレッスンだけだし、終わったら帰りどっか寄る?」
「あたしカラオケ行きたい!!」
あたしが不安気な顔してたのか、舜哉が声をかけてくれた。
「俺も行くぜっ!!
涼平ももちろん行くだろ?」
「仕方無いな」
今さらもがいたって何もない。
明日が発売日って事は変わらないんだから……。