LOVE★work
「琉ー莉?」
「琉莉ちゃん?」
「うぅっ……」
「恭君が帰って来るのが嬉しいのね…」
そうだよ……嬉しいよ…。
「ほらもう泣きやんで…」
涙が止まらないんだよっ……。
――…
―――――…
「琉莉、何か良い事あった?」
「ん~あったよ」
次の日の放課後、マネージャーの車の中でのあたしはご機嫌だった。
まぁ一日中だけど?
「恭がね、帰って来るんだって」
「マジでっ!?」
「うん」
後からおばさんに聞いて分かったんだけど、
本当なら恭介が電話して知らせるつもりだったらしい。