LOVE★work
先輩は俺の幼馴染みという存在が嫌いなのだろう。
奏太にも嫌気があるんだから、女の琉莉には特に。
「何であなたがいるの?」
「えっ…と…」
「家が隣りだから。
昔から俺ん家の合鍵持ってんの」
「そ。 ねぇ早く入りたい!!」
俺も琉莉も何も言えなかった。
先輩に圧迫されたみたいに。
そうしてこんな状況になってしまった。
「ねぇ喉渇いた。 お菓子食べたい」
先輩はわがままだ。
普通人ん家でこんな事言わないだろう。
「ね、あなたはいつまでいるの?」
「ちょっ…!! 先ぱっ!!」