LOVE★work
「はぁ…、奏太からかうのもいい加減にしろ。
あの時はスケジュールの詰めすぎで琉莉が歌いすぎた。
だから一時不調になったんだよ。
ただそれだけの事だ」
「涼平……」
「言われなくてもわかってますよー」
「恭介も奏太が言った事気にすんなよ?」
「あぁ、わかってる」
この場はおさまったけど、奏太だけは許せない。
いつか奏太の弱み握ったら脅してやるんだから!!
「恭っ…」
「大丈夫、気にしてない。
それより無茶すんなよ?」
「うんっ!!」
もう大丈夫だよ。
あの時、歌声が無くなる恐さを知ったから。
歌手として、成長して行くんだもん!!