LOVE★work
恭介の部屋の中はガラスのコップが割れていた。
その中に入ってたであろう麦茶は床にこぼれていた。
「恭っ!!」
「琉…莉…?」
「どうしたの…?」
あの時と違うのは、恭介の顔が凄く怖い。
あたしはドアの元から中に入る事が出来なかった。
「何でいんだよ……」
「えっ!?」
「勝手に人ん家入ってくんじゃねぇよ……」
「きょ…」
「出て行け」
「ちょっ…」
「出て行けっ!!」
何でっ……。
恭介にこんなに酷く言われた事がなかった。
恭介がこんな嫌悪なオーラを出した事は、あたしが知る限りなかった。