LOVE★work

▼恋人達のクリスマス


――――
――――――




「いつ帰って来んだよ…」



待ち続けて結構時間が立つけど、帰って来る気配すらない。



外で待ってるのも辛いから、自分家の玄関で待ちぼうけ。



「はぁ~…」



何やってんだよ俺…。



母さんに振り回されっ放し。



「……ん?」



エレベーターがこの階に着いた音がした。



静かだから、分かったんだけど…。



もしかして、琉莉…?



琉莉である事を願って玄関のドアを開けた。



「あれっ…きょ…う?」

「琉莉…」



やっぱり琉莉だった。



< 697 / 816 >

この作品をシェア

pagetop