LOVE★work
話出したら止まらなくなった琉莉。
確実におばさんの血をひいてる証拠だ。
「でも、琉莉に喜んでもらってよかった」
「恭がくれた物なら、あたしなんでも喜ぶよ。
…でもごめん、あたし今年忙しくてまだ買えてない…。
年内にはちゃーんと渡すからね!!」
「わかった。楽しみに待っとくよ」
琉莉の笑顔は輝いていた。
とても嬉しそうで、喜んでて……
裏のない笑みだった。
「明日、ってか今日も早いんだろ」
「うん」
「ライブ、頑張れよ」
「うん!!」
「それと今日はよかったよ」
「ありがとうっ!!」
そう言って、琉莉は俺に飛び付いて来た。