LOVE★work
俺の元専属メイクであるタマさんの実力は、俺が身を持って知っている。
だからタマさんに頼めるのはこっちとしても嬉しい。
「ほら、もう商売の邪魔だから」
「あぁ、ごめん」
「来年だからね」
「琉莉に言っとく」
そう言ってタマさんね店を出た。
時計を見たら、もうそろそろいい時間。
車で琉莉を迎えに駅前に向かった。
「もう遅いっ!!」
「俺はピッタリだし…。
琉莉が早すぎんの」
「いいから早く出して」
「はいはい…」
車を走らせてホテルに向かう。
その間琉莉はずっと話が止まらない。