LOVE★work
泣いたせいか琉莉の瞼は少し腫れていた。
こんなに泣くんなら、この先どうなるんだよ…。
「琉莉、」
「ん?」
「…やっぱいいや。
また今度言う」
「……? うん…」
俺は何を言おうとしたのだろう。
何を琉莉に言おうとしたのだろう。
知らず知らずのうちに、口を滑らせるような事だったのだろうか?
「恭介、お前この後打ち上げ行くか?」
「あ?」
打ち上げ?
「マネージャーがお前もどうかって言ってるけど?
どうすんの?」
「すまねぇな。
俺、この後仕事入ってる」
「そっか」