む☆げん愛


「キャッ!やっ、やめてください」





左肩にまわされた手をおもいっきし両手ではらいのける。






『おぉっと…手ちっちゃいね。キュンとくるわ。ハハハ…』





必死の抵抗もむなしく、次はゆるゆる男の左腕でお腹からヒョイとかつがれてしまった。







「お願いっ…やめ、て…」






恐怖で涙が頬をつたった。





足をバタバタさせてみるが、虚しく…





私を抱えたまま、ゆるゆる男の足は車に向かいはじめた。













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