む☆げん愛


「じゃあね…また!
バイバイ!」






角を曲がる手前で振り返ると、ジャンプしながら大きく手を振った。






私が角を曲がるまで見送ってくれていた2人。





(これから2人で話し合うんだろうな。
なんか、信頼しあえる人がいるっていいな……)





幸せそうな2人を見ていたら、ひとりになった途端に心が寒くなった。






なんとなく真っ直ぐ家に帰りたくなくて、回り道して図書館に寄ってから帰ることにした。





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