む☆げん愛


『おー!俺っ!!
授業中じゃなかったか?』





…――//////





電話越しに聞こえてくる
早坂さんの声はいつもより低くて、その艶っぽい声にドキドキが更に激しくなった







「あっ…そうなんですけど…ちょっと体調わるくて…保健室に…」







『昨日あんな薄着で家出してるからだな!』









「はい…――。
すいません……。」







『そうそう。
来週カンファレンスが入ったんだ!
だから…曜日変えてもらえるか?』










「はい。私はいつでも…
大丈夫です!






……って、やっぱり今日!今日がいいです!!
会いたい…です……。」







無理だとわかっていても
わがままなお願いをしてみる






『だぁーめ!
体調わるいんだろ?
さっさと家帰って飯食って寝ろ!』






「体調はいいんです!
ちょっと…色々あって……。聞いて欲しくて…。」







『はっ?
何言ってんだ?』







「うそついてごめんなさい!!でも…私ひとりじゃどうしたらいいのかわからなくて……」







恋するって大胆だ…






こんな自分がいたなんて…




『はぁ……――。




まぁ…今日は特に何もないしいいぞ?


飯、食う?』







「はいっ!!
ありがとうございます!!」






思わずベッドの上で正座しながら頭を何度もさげていた





私たちは夜、駅前で待ち合わせることになった







ドキドキ…ドキドキ…――






これって…
デートみたい!!!!!






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