む☆げん愛
『えーっ!!本当に?
愛音から誘ったの?
大胆〜!!』
「うっ…うん……
私も自分で信じられないよ…」
放課後、わたしの鞄を持って保健室まで迎えにきてくれたけいちゃんと校門をくぐる
『でも…いいかもね?
男の気持ちはイマイチわかんないしね。
吉井のこと…相談してみるといいよ!』
「うん…。
吉井君…あの後どうだった?」
『それがさ!!!!!
何もなかったように授業受けてたよ!
周りの男子にちゃかされてたけど……』
「そっか……。
授業…受けてたんだ。
わたしも突き飛ばしちゃったし……
悪かったなって…思ってたの」
『なに言ってんの!
愛音は悪くないから!!!』
「ハハ…ありがとう。
けいちゃん、伊藤先生とは話せた?」
「うん。
そのことなんだけどね…」