む☆げん愛
早坂さんの部屋…入りたい!
とは思ったものの、
促されて座ったのはダイニングテーブルの椅子
せめてソファが良かったな…
これじゃ、本当に家庭教師に授業してもらう生徒みたいだ…
まぁ、その通りなんだけど…
『ぷはぁ…』
冷蔵庫から取出してきたペットボトルのミネラルウォーターを一気に飲む早坂さん
長方形の机の長い方の端っこに私が座り、
早坂さんは短い方に椅子を持ってきて座った
隣にいるわけでなく、向かい合ってるわけでなく、
横から見られている…
ドキッ…ドキッ…
心臓が高鳴り始める
『…―でっ?』
「ほぇ?」
突然の短すぎる質問に
間抜けな声で返してしまった
『勉強するんじゃねーの?』
あっ!
はいはい…そうでした。
勉強…
勉強…
…―うん??