む☆げん愛
「キャッ!!」
あいた…ったっ……
書類や本が散乱していて足の踏み場もない部屋
あれから部屋に運ばれた私はゴミ袋をひとつわたされ、部屋の片づけを命じられた
早坂さんは
ひと通り大事な書類などを説明すると
ベッドに散乱していた本をかきわけて
1人分のスペースを作ると横になった
よっぽど疲れていたのかすぐに寝てしまった
眠っていてもかっこいい//
長身の細すぎないカラダ…
すらっと高い鼻…
ふっくらした唇//
おもわず見惚れてしまう//
この人に抱っこしてもらっちゃったんだ…//ボボボ
でも、まさかこんな展開になるなんて…
少し期待もしていたけれど
これで良かった
酔った勢いで…
なんてさすがに悲しすぎるし……
心の準備も覚悟もできていなかった
それにしてもすごい部屋…
クローゼットは開け放たれたまま、中の服は乱雑にハンガーにかけてあるだけ
床は一面に本やら用紙で埋めつくされている
よっぽど忙しいんだろうな…
『家には寝に帰るだけ』って言ってたし…
早坂さんの生活ぶりを垣間見た気がした
いつも、ご飯とかどうしてるんだろう…
せめて、くつろげるような部屋で寝かせてあげたい
よし!!
気合いをいれて、片付け再開……―
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