む☆げん愛


「おい!見たのか?」






『あの、ちっこくてかわいい子だろ?

あの子ならさっき俺の部屋に招待して………

「「…っざけんな!!」」






俺がどれだけの思いをして我慢したと思ってるんだ!





『おいおいおいおい!!

ちょ、待てよ!

冗談だから!!』






ハルの胸ぐらをパッと離す




「ほんとかよ?」





『あぁ。俺さっき帰ってきたとこだし…

鍵はかかってなかったけどな!

んなことより聞いてくれよ!

今日のコンパは大ハズレ…

番号を教える気になる子もいなかった…


今晩は寂しくゲームに相手してもらってんの!』






「はぁ…。お前、いい加減
適当な女と遊ぶのやめろよ……。」





『なになに〜?

おまえが説教!?

珍しいな…人ごとに関心あったの?』






「ひどい言われよーだな…」





でも
そんなことはどうでもいい






俺はリビングに置きっぱなしだった携帯からあいつのメモリを探しだすと







通話ボタンを押した






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