む☆げん愛
《第3章》〜交錯する思い〜
*どっちが本物?*
今日はけいちゃんの健診についてきている
あれから早坂さんとは
急な会議やオペが入ったりして家庭教師をしてもらえなかった
産婦人科の先生の激務を改めて実感せざるおえない
「けいちゃん…
緊張するよぉぉぉぉ!!!
あの日から
必要最低限の用件しか話してないんだよ?」
『大丈夫よ!!
お姫さま抱っこまでしてもらった仲でしょ!?』
「あのときは早坂さん…
酔っぱらってたし…////」
《ハナト ケイさん⑫番にどうぞ》
アナウンスが流れた
ドキドキ……
ドキドキ……
『こんにちはぁ。』
けいちゃんに続いて部屋に入る
パソコンとにらめっこしながら何やら打ちこんでいる早坂さん