む☆げん愛



さっきから私にも目配りしながら話しをしてくれているけど





目線が全然合わない……





冷たい笑顔…





『では、また。

予約とっておきますね!』





えっ!?終わり??





何か、何か言わなきゃ!





私があたふたしていると






『先生!?
愛音がなんか話しあるんだって?』







そう切りだしたけいちゃん





…ニコッ。





『ではまた…。
お大事に……』






張りついた笑顔のままで
答えた早坂さん






はぁ…。

相手にされてないなぁ…

わたし……






けいちゃんが同情するみたいに肩をポンとたたいた




私たちは産婦人科をあとにした






< 211 / 411 >

この作品をシェア

pagetop