む☆げん愛

*家庭きょう師*




ハァ…ハァ…ハァ…






「早坂さぁぁぁん!!!!」







両手をブンブンと振りながら






駆け足で近づく






『おぉ!やけに元気だな?』





「エヘヘ…//
そう…ですかぁ??」





元気に決まっている






例え40℃の高熱がでていたとしても今日だけは元気でいられる自信がある





だって……





待ちに待った家庭教師の日なんだもん♪






何も起こらないことを願いながら1週間を過ごし…






早坂さんの顔を見る直前まで、院外コールが鳴らないことを願い……







駅前まで家からダッシュして来てみれば、
すでに相棒と一緒に待ってくれている大好きな人







この状況で…
落ち着いた振る舞いができるわけがない






『子どもだな…ククッ。』



「えーっ!!
今日は大人っぽい服を着てきたのに……」






少し胸元のあいた薄ピンクのワンピースに




髪はおろしてゆるく巻いてきた





早坂さんが
大人っぽい人がいいって言ったから……





『残念だけど

おまえ…似合ってねーよ?
そんな格好』






……ガーン!!!!






そんなにハッキリと…





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