む☆げん愛




振り向くと
中谷さんが腰に手をあてながらナースをにらんでいた







『えっ!?えっ!!
彼女って…中谷さんだったんですか?

すっすっ…すみませんでした!!』







ナースは熊にでも遭遇したかのように逃げ去った








『彼女…うちの看護科の後輩なのよ…。
はぁ…。ったく……』








『ふぅん…。
ところで、どうしたんですか?』









『あー…
505の佐藤さんが陣痛きたみたいです。』








『そう?
じゃあもう生んじゃいましょう!
そのまま進めてください。
僕もあとから行きます。』







『わかりました!
先生…??』






『はい?』








『あまり他の科をうろうろしてたら…

またファンが増えちゃいますよ!?』









『ハハ…。何言ってんスか!?』











中谷さんと別れて105号室に行く






部屋の前で深呼吸…








フゥ………








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