む☆げん愛
『ごめん…。
俺、今日はダメだわ…
きっと
このまま進んだら、おまえのことめちゃくちゃにしちまう……。』
「だっ!大丈夫ですから!!
わたし…アレ?
何で泣いてるんだろ?
ゴミが…ゴミが…入ったんですね!きっと…」
寂しそうな笑顔を浮かべる早坂さん
私の乱れた服をなおして
起こしてくれた
『今日は家庭教師はやめよーぜ?
送ってくよ!!』
「ごめんなさい…!
私が…覚悟ちゃんとできてなかったから…
ごめんなさい。」
頭を優しくポンと撫でてくれる早坂さん
『違うんだよ…
悪いのは俺!!
おまえ使ってイヤなこと忘れようとしてた…
サイテーだな…』
いつも俺様な早坂さんの背中がすごく小さく見えた
あまりに切ない背中…
私は思わず
後ろからギュッと抱きしめていた
「別に良かったのに…
それで忘れられるなら…
私だって役にたちたい…。
好き…なんです。
だから
利用しちゃってください!
私は早坂さんの為になることなら何だってできますから!」