む☆げん愛
《ジャーーーーー》
突然シャワーが降ってきた
「ひゃっ!?《…ンググ…》」
思わず声をあげそうになった私の口を手で押さえる早坂さん
『おまえ…
何やってんだよ!?』
シャワー音で声をかき消しながら
小声で話す早坂さん
相変わらず表情はこわい…
「塾の合宿なんです…
女子更衣室は点検中だからこっちの更衣室を使ってって言われて…」
『はぁ?女子マネたちは普通に女子更衣室つかってたぞ?』
「えっ…?そうなん…ですか??」
『…ったく…。
こいつらは俺の出身高校のラグビー部のやつら!!
たまたま俺が臨時でコーチに来てて、ここにいたからいいものの…
おまえ…今の状況…
かつおの群れの中にイワシが一匹で泳いでるよーなもんだぞ?
とにかく…それ着ろ!』
私の胸元に視線をやる早坂さん
きゃっ//
「目…つむってて下さいよ?//」
『わかったから!!
早くしろ!』
ゆっくり目を閉じる早坂さん
私は慌ててビキニのヒモに手をかける
目を閉じててもわかる…
整った顔//
この唇に触れられたんだ…私
この腕に抱きしめられて…
ドクン…ドクン…ドクン…
見られてないのに…
触れられてないのに…
カラダが熱くなってくる…
触れたい…
キスしたい…
抱きしめて欲しい…
こんなことを考えている私の頭はきっとおかしいんだろう…